髪はどうして縮れるの?

髪はどうして縮れるの?

小さいころから泣かされてきたこのくせ毛、やっつけてやりたい、

いっそガァーっと切っちゃおうか…

あなたも1度くらいはそんな思いになったことでしょう。

くせの種類によっては そのくらい深刻なんですよね。

日本人は直毛というイメージが強いですけど、実は縮毛で悩んでいる人、意外に多いんです。

くせ毛で悩んでいる人って “矯正” ”ストレート”、そんな文字を目にしただけで気になるもの、

よくよく見たら ”矯正歯科”だったり、”ストート”だったりして(苦笑)。

ましてこれが 「髪」に関するものだったら…….、ですよね。

それはさておき、まず その悩みの縮毛、分類してみましょう。

もともと髪の質は 一人ひとり、個々に違うものなんですが くせ毛は特別、

そして一口に くせ毛といっても、これまたかなり違いがあるものです。

くせ毛を大別すると、直毛、波状毛、縮毛、捻転毛から連珠毛(連球毛)となりますが、

さらに、髪の太さ、硬さ、形状、色までもを考えると、千差万別といっていいほど違うものです。

たとえば 波状毛といわれる髪、この髪の断面は楕円状で扁平、特に白人に多くみられ、

さらにいびつな形の縮毛、連珠毛(連球毛)は 黒人に多い髪質とされます。

頭の形、生え癖や髪の質、毛流れから頭皮環境まで、一般的には遺伝的要素が強く、

両親のどちらか、または祖父母からの隔世遺伝による影響ということもありますね。

姉は直毛だけど 妹はくせ毛・・・というようなケースがまま見られるように どちらの親の遺伝子を引くかということもありますし、

3親等を超えた遺伝子の発現ということも十分考えられます。また、年齢によって体が変化していくように、髪も同様、少しずつ変化していきます。

誕生直後の毛の生えそろわない状態から始まり、成長に連れて 太くなり、加齢とともに少しずつ細くなりますし、

適齢のホルモンバランスの変わるときには、髪も影響を受けて くせが出てきたり、強いくせが弱まったりもしますね。

その他、ストレス・栄養の偏り、薬の服用、紫外線等々の要因でも 髪の質、髪の健康に影響があります。

先述、ホルモンの話を出しましたが、髪の縮れる原因「毛根のねじれ」や「毛髪構成成分の偏り」に関与するからだと考えられます。

ホルモンバランスの崩れや加齢によって毛髪内部の構成要素に偏りが出ることで 毛髪はゆがみやすくなりますし、

体の保湿機能が衰えると 顔の皮膚がたるむように頭皮もたるみ 毛穴が変形することから、

毛根の形状の影響を強く受ける形で 髪のゆがみ、ねじれ、うねりになる・・・とも考えられています。

いずれにせよ、このくせ毛をなんとか・・・となれば、縮毛矯正ということになりますね。

縮毛矯正 シャンプーいつから…

Fotolia_66603197_XS縮毛矯正シャンプー.comのように、縮毛矯正した髪をケアするための

サイトを運営していたり、縮毛矯正研究サロンを営業していると、

必ず訊かれることがあります。

いつからシャンプーしていいですか?!

例えばこういう風なお尋ね…

私は昨日縮毛矯正をかけてきました。昨日の11時半頃から始まって終わったのは

4時くらいです。前回、矯正したのは1年近く前で、今回で3回目ですが、

お手入れ方法など、あまり教えてくれませんでした。
(そこで聞かなかったのがわるい?!)

汗をかいて気持ちが悪いので、すぐにでも洗いたいのですが、何時間くらいおいたら洗っていいのでしょうか?

できれば今日の夜か、明日の朝にはどうしても洗いたいのですが、洗ったらとれてしまうでしょうか(ノω・、)?

ある美容師さんは2日待ってといい、

ネットでは、1日で大丈夫と書いてある、いや、違うサイトを見たら、置いても置かなくても結果は同じ・・・

どれを信じたらいいんでしょう(笑)。

あたし的には、一刻も早く洗いたいんですよね。でも、せっかく大変な思いしてかけた縮毛矯正がとれちゃったらいやだから悩むんですよね。

ズバリいえば、1日です。少なくとも24時間は置きましょう。これはカラーもパーマも一緒です。

わかりやすく例えるとしたら、例えば接着剤、木材でも、花瓶でもいいので想像してください。

パカっと割れた花瓶を、ウルトラハードなア○ン○ア○ファでつけたとします。

瞬間接着剤ですからね。瞬間でくっついて離れない・・・ワァおー…というわけにはいかないんですね、これが。。。。

あなたにも経験があるはずです。ちょっといじったらね、すぐとれちゃいますよね。

ところが、1日時間を置いてみてください。二度と動きません。

縮毛矯正も似てますね。つながっている結合を切って、再結合させる技術ですからね。つなぎなおした後、定着安定するための時間がいるんです。

世はスピード時代、きれい好きだし、せっかちです(笑)。

美容師さんも、お客さんの無言のプレッシャーを感じて「洗ってもオッケー~」的な答えしちゃうのかもしれませんね。

でも、最低1日は我慢です。その1日の我慢が 縮毛矯正をいい状態に保って、キレイを長持ちさせる秘訣だと心得てください。

本当はもう少し長く、2日間は置けるのが理想といえば理想なんですけど、今の時代的には困難ですもんね(smile♪)。

縮毛矯正した髪のホームケア

シャンプー・トリートメント
縮毛矯正した髪にとって大事なこと、わすれてはいけないこと、それは「ホームケア」です。

あなたは1年間に、何回、美容室を利用しますか?!。

これは、縮毛矯正をかけている人だけでなく、パーマやカラーで美容室に行かれる方でも

10回20回といった範囲ではないでしょうか。

つまり、一年365日のうちの大半は自分で洗って乾かしてスタイリング・・・

ってことになります。

もちろん、美容室でのトリートメントも大事ですよ。でも、同時に自宅でのケアの重要性

計り知れません。

毎日使うシャンプーやトリートメント、そして洗い流さないトリートメントまで、

どれ一つとっても、縮毛矯正した髪には影響が大きいのです。

縮毛矯正した髪というのは、一見健康そうな状態に見えたとしても、実際、内側も外側も大きな傷を負っていますからね。

自宅でどんなシャンプーを使うのか、トリートメントは?!、定期的に濃縮型のトリートメントをやる必要もあります。

そして、 洗い流さないトリートメントもね。

縮毛矯正した髪というのは、髪の内側からたん白質が流れ出てしまっていますし、とどまった たん白質も変性して硬くなってしまっている、

キューティクルだって、ところどころはぎとられちゃってる状態なわけで、毎日の扱い次第では、どんどんダメージが進行してしまいます。

毎回のシャンプータイムで「手当てをする」、そんな意識でちょうどいいですね。薬局で買えるようなシャンプー、トリートメントでは かわいそうです。

だって考えてみてください。

あなたが使う化粧水、あなたが食べるフレンチ、あなたが行く旅行、本物は価格が違うはずです。だてに値段はつけられていないのです。

安いシャンプーは安いなりの、高いシャンプーは高いなりのわけがあります。

髪は、大事、ヘアスタイルが決まるも決まらないも、素材である髪のコンディショニング次第ですからね。

また、最近のドライヤーやアイロンも ものすごく変化、進化していて、ドライヤーをかけること、アイロンをあてることがトリートメントになる・・・

というようなものまででてきています。

マイナスイオンの効果で水分を補給したり、特殊セラミックス効果で、水分とたん白質のバランスを整えるというようなプレミアムなものまであって、

理屈はさておき その美髪効果には驚かされますね。

ちょっと値が張るのがたまにキズですけど、試す価値は大いにありです。

縮毛矯正している人が利用したほうがいい美容室の 2つの技術メニュー

なぜ毎日トリートメント??

くせ毛の人と美容室は切っても切れないご縁だと思いますが、

くせ毛の人が美容室でやってもらったほうがいいことは、その縮毛矯正だけでなく、他に2つあります。

1つは「カラー」、そして、もう1つは「トリートメント」です。

そうです。どちらも、やろうと思ったら自分でできてしまうメニューですね。

おしゃれ染めの人はともかく、白髪が気になる人だと、頻繁に染めなきゃいけなくなりますからね。

金銭的にも、時間的な都合でも、そんなに足しげく美容室には行けない、じゃ、染めちゃおう・・・

と なりやすいです。

トリートメントしかり、コマーシャルを見て あぁ、よさそうだなぁ・・・というトリートメントを

買い込んでやってみるわけです。あのモデルさんみたいに髪を輝かせようと(笑)。

でも、ちょっと待ってください。あのモデルさん、CⅯの商品、使ってませんから。

撮影に際して、ケラスターゼを使い、ミルボンを使い、一流のスタイリストがスタイリングして撮ります。

そして、最後の仕上げはコンピューターグラフィックス!これでツヤツヤ、サラサラ、まるで「生き物のような髪」が描かれるわけですね。

あの15秒、30秒のコマーシャルに 何億のお金が注ぎ込まれるわけですから、そりゃあ、たくさん売って元を取らなきゃいけなくなります。

話をもとに戻しましょう。

1)カラー

おしゃれ染めでも、白髪染めでも、縮毛矯正した髪へのアプローチは慎重にしなくてはいけません。

何しろ、縮毛矯正をかけていない人でさえ、カラーで髪を傷めているが わんさかいるわけですから。アルカリ、過酸化水素、刺激的です(笑)。

しかも、それを繰り返すわけですからね。

縮毛矯正をかけている人が自宅でカラーなんて、これはもう自殺行為です。美容室での染め方と全く違いますから。

美容室では、プレトリートメントといって、髪に対して事前のプロテクトもしますし、なにしろ根元の薬、中間の薬、毛先の薬・・・と作り分け、

塗り分けるんです。薬の強さも違います。

もともと家庭でやるカラー剤は強いです、失敗しにくいように。美容師さんは、薬剤もゆっくりしっかり反応(酸化重合といいます。)させて、

髪に負担をかけない、色がキレイ、長持ちする・・・これを実現するわけです。

とどめはアフターケア

残留のアルカリをしっかり取り除くためのシャンプー、そして、トリートメント、オプションも充実してますね。

できたら、縮毛矯正やカラーのあとは、持続力のあるトリートメントをやるといいです。

2)サロントリートメント

カラーのところでも言いましたけど、縮毛矯正した髪にとって、トリートメントは重要課題です。

これ一つで、髪のきれいさ、しなやかさが違うし、矯正のもちにも影響します。

近年は、1回のサロントリートメントで、約1か月は効果が持続する優れものトリートメントもありますから、

縮毛矯正直後とか、カラー直後、また、縮毛矯正してから1か月後とかには、美容室に足を運んで、手当てされることをお勧めします。

くせ毛の人の味方、縮毛矯正の歴史[ストレートパーマから進化した縮毛矯正]

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直毛イメージの日本人ですが、思いのほか くせ毛で悩んでいる人は多いですね。

それは、全体がくせ毛というだけでなく、生え際が・・・とか

後頭部の上の方だけ・・・とかというように、部分的にあるくせであっても

ヘアスタイルを作るうえでは うまくまとまらない原因ですからね。

でも、ほんの二昔前は縮毛矯正などという技術もなく、くせを治すというと

ストレートパーマ・・・というのがせいぜいでした。

それも、ただのストレートパーマではありません。

今現在使われているようなストレートの薬はありませんでしたから、

普通のパーマ液に小麦粉を混ぜて作る、美容室お手製の薬です。それからほどなくしてクリーム状のストレート剤が輸入され、合わせるようにして

ストレートパーマ用のプラスティックの板が発売されました。カラフルなプラスティックの板です。

まず、クリーム状の一剤で髪のSS結合を切り、次に、そのプラスティックの板に髪をのせてクリーム状の二剤をつけながら、まっすぐに整えながら張り付けて

定着(再結合)させていきます。見た感じ、パイナップルのへたのように(笑)。

1980年代ですね、ストレートパーマの誕生です。これが大ヒット!、

なにしろ、これまで くせ毛を伸ばす技術がなかったのですから。そしてこのメニューは、大旋風を起こし、想像を絶する『大ストレートパーマブーム』と

なりました。

この時には、くせ毛の人だけでなく、ちょっと髪が多くてとか、硬くてと困っている人はもちろん、ブームにあおられて、まったくストレートメニューなど

必要のないような人までかけてましたね(笑)。

また、

ストレートパーマの薬剤も はじめは チオグリコール酸(還元剤)+増粘クリームのみみたいなむき出しの薬剤でしたけど、トリートメント成分を加えたり、

還元剤の種類が違うものが出たりと、もずいぶん変化しました。

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時代は進みます。

1990年代に入ると、これまでのストレートパーマのプロセスに熱処理を加える

技術が開発され、くせ毛の伸び具合と持続性が劇的に改善しました。

縮毛矯正の登場です。

ここでの違いは、『単純に熱が加わった』ではありません。

このことによって、これまで髪の一部の細胞の切断と再結合であったストレート

パーマという技術から、SS結合、塩結合、水素結合、ペプチド結合という

4つの結合の切断と再結合という非常に安定性の高い矯正技術へ進化した…..

ということなのです。

このことによって、これまで伸びきらなかったくせを伸ばし、すぐにもとに戻りがちだったストレートな状態を、「半永久的」と宣伝するほど

持続力のある技術となりました。

縮毛矯正はその後も進化を続け、スッとしたシャープなストレート感が得意なアイロン法、自然な丸み毛流れを得意とするブロー法、双方の利点の融合を目指した

アイロン+ブロー法等が 技法として確立しています。

縮毛矯正剤も、トリートメント要素を加えながら 還元力は落とさない、つまり、傷みを抑えて強いくせを伸ばせるようになってきていますし、

その前後のトリートメントも充実してきました。

かって、縮毛矯正のできるサロンを探して遠くまでわざわざ尋ねた時代もありましたが、現代は 近隣の美容室でも容易に施術を受けられるようになっています。

今現在の縮毛矯正がパーフェクトとは言えませんが、長い年月をかけて かなりの高みへと進化してきました。

今後も1つ1つ課題を改善して さらなる進化を続けていくでしょう。

このさきにどういう『新しい縮毛矯正』が待っているのか、楽しみでもあります。